GWに心霊スポットである、京都の「清滝トンネル」への調査にでかけた。メンバーは、私と友人HとMの3人である。Hは幽霊などは信じないやつだった。Mは霊感があると自分で言っている。 清滝トンネルは車が一台分しか通れないため、トンネルの入り口にて対向車を待つ形になる。信号が青になると、トンネルに入っていく。確かに気味の悪いトンネルだ。念のため、車の中からシャッターをきった。トンネルを抜けるとバス停があり、そこへ車を停めて、トンネル内へ歩いて向かうことにした。3人で行くつもりだったが、Mは霊感が強いためか、嫌だと言う。仕方なしに、私とHだけで向かうことにした。 予想以上にトンネルは明るく、さほど怖くなかったが・・・。トンネル内部のあちこちを撮影した。トンネルの真中までくると、引き返すことにした。私がカメラをいじりながら歩いていると・・・・・。 H「うわぁ~」 大声で叫び、逃げ出したのだ。 私はHの声で心臓が止まるかと思った。とりあえず、私たちはトンネルから逃げ出してきた。Hは誰かに肩を叩かれたという。それだけで終わればよかったのだが、Hは誰かにとりつかれたように落ち込んでおり、「肝試しなんかしない方がいい」と何度もつぶやいた。幽霊など信じていなかったHがこんなことになるなんて・・・。このトンネルには一体何が?? 後日、Hは「昨日はごめん、なんか俺へんになってたわ」と言う。 やはり何かにとりつかれていたのだろうか? |