夜中の六甲山に誰かが・・  南斗のレイ談


 六甲山には、あらゆる心霊現象が噂されている。「首なしのライダーが乗ったバイクが現れる」などの噂が多い。私は神戸に住んでいるので、六甲山にはすぐ行ける。

 私の体験は、友人Nと原付バイクで六甲山を走りに行ったときのことだ。私はほとんど車しか乗らないので、原付は怖かった。高校のときは原付を乗り回していた私だったので、乗ってるうちにすぐにカンを取り戻した。季節は5月といえども、六甲山の夜は寒い。原付のライトも暗く感じる。いつも車に乗ってるせいだろうか?六甲山のカーブの多い道を走っていると・・。

 ん?何者かが、道路の端を歩いているのだ。こんな夜中に誰だ?次第にライトがその歩いている人?を照らし出した。が、そこには誰もいない。確かにいたはずだ。目の錯覚とは思えない。思わずその場で止まった。Nに聞いてみた。私「さっき誰か歩いていたよなぁ?」N「ごめん、見てなかった。」

 私の目の錯覚だろうか?そうは私には思えない。その後も、変なものがいないか注意していたが、何も現れなかった。六甲山を原付で走るのはやはり怖い。


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